「赤」のユニフォームのサッカーチームは強いって本当? 赤が勝負カラーといわれる理由

赤一色のネクタイは「パワータイ」と言われるように、「赤」はここ一番という勝負の場面で使用される色です。海外でも赤をチームカラーとしているサッカークラブは、いずれも強豪ぞろい。今回は、赤をユニフォームに使っているチームと、赤の心理的効果について取り上げてみました。

赤いユニフォームについて

ACミラン

ACミランは、イタリア・ミラノをホームタウンとする名門サッカークラブです。2014~2017年、本田圭佑選手が所属していました。

ACミランのホームニフォームは、赤と黒の縦ストライプが特徴的。スポンサーであるエミレーツ航空のロゴ「Fly Emirates」が目立つ白色で胸に入っています。ユニフォームはPuma(プーマ)によるもので、2023-2024は、伝統の赤と黒のストライプを一新し、同系色のストライプを繰り返しながら中央部分が「M」の文字になるようなグラフィックになっています。

マンチェスター・ユナイテッドFC

マンチェスター・ユナイテッドFCは、イングランドのサッカークラブ。2021年9月にクリスティアーノ・ロナウドが電撃復帰! 元イングランド代表のデイビッド・ベッカムも所属していましたね。通称「The Red Devils(赤い悪魔)」と呼ばれているように、赤がクラブカラー。創立時は白いシャツに青いパンツでしたが、1902年からホームユニフォームは赤となりました。


リバプールFC

リバプールFCは、イングランドのサッカークラブ。マンチェスター・ユナイテッドFCとは長年ライバル関係にあります。v

リバプールFCも「The Reds(レッズ)」という愛称の通り、赤のユニフォームを採用しています。2020-2022年は南野拓実選手、2023年より遠藤航選手が所属しています。

「赤」がもつイメージ

パッと見、鮮やかで派手な印象の赤は、ユニフォームにもよく採用される人気のカラー。赤は日本国旗にも使われているように、実は世界各国の国旗や企業のロゴマークで最も多く使用されている色です。

赤は血や火を連想させ、情熱的、行動的、外向的といった心理的傾向を促します。さらに、体温や血圧を上げ、興奮させる作用も。自分を鼓舞するために、ここ一番の場面で服装に赤を取り入れる人が多いのは、そのためです。

勝負カラーとして用いられる赤

歴代アメリカ大統領は選挙演説など大事な場面では、必ず赤のネクタイを着用するといわれています。特に前アメリカ大統領のドナルド・トランプ氏はそれが顕著で、トランプ大統領といえば、真っ赤なネクタイ姿をイメージする人が多いのではないでしょうか。

これには2つの理由があって、ひとつは赤という色のもつプラスイメージを利用しての印象操作です。

前述したように、赤い色には、パワー、エネルギー、勇気などの力強い印象を見た人に与えます。ビジネスマンの間で、赤いネクタイが「パワータイ」と言われるのはそのためです。

もうひとつの理由は、アメリカには、フォーマルな場所では赤いネクタイをすることがドレッシーとする文化があります。オバマ氏など歴代大統領も、フォーマルな場面では赤いネクタイを着用していました。

とはいえ、フォーマルやドレッシーというよりは、赤いネクタイがトランプ氏の強烈なキャラクターをより強化したため、2016年の大統領選での逆転勝利につながったとみなされています。

では、サッカーのユニフォームに赤を使用することで、どのような効果が期待できるでしょうか。

赤のユニフォームを着ると、勝率が高くなる!?

イギリスのダラム大学で、ユニフォームに赤を使用したことで勝率が高くなるという注目すべき研究結果が発表されました。

ダラム大学では、2004年のアテネオリンピックで行われたボクシング、テコンドー、レスリングの4種目の競技結果における研究で、赤のユニフォームを着た競技者が勝利を収めていると発表しました。

さらに、プリマス大学との共同研究「サッカーチームの試合結果に関する研究による発表」によれば、「サッカーの試合で、赤いユニフォームを採用しているマンチェスター・ユナイテッドFC、リバプール、アーセナルの3チームが常に上位にいることは偶然ではない」と発表。同じチームでも、赤いユニフォームのときの方がより勝率が上がったと報告しています。

ダラム大学のロバート・バートン教授は、「赤いユニフォームを着用することで、男性ホルモンの一種、テストステロンの分泌が通常よりも多くなり、パフォーマンスが向上するため」と述べています。前述した赤という色がもつ心理的効果も高い勝率の一因として挙げています。

サッカーチームはもともと赤をチームカラーとするクラブが多いため、検証を行う必要がありますが、より攻撃的なチームを求めるなら、こうした研究報告もひとつの参考として頭に入れておくといいかもしれませんね。

知ってる? 日本代表にも赤のユニフォームの時代があった

サッカーの日本代表といえば、「SAMURAI BLUE(サムライ・ブルー)」の愛称で知られている通り、「青」のユニフォームがトレードマーク。

ですが、一時期ホームユニフォームに赤を採用していたことがあったのです。それは、1988年から1991年にかけての3年間で、赤がベースのユニフォームを使用していました。

この頃のサッカー日本代表はワールドカップ出場が悲願というレベルで、1990年のワールドカップイタリア大会アジア予選では1次予選敗退、バルセロナオリンピックアジア予選でも出場権を得られず、結果を残せないまま、赤のユニフォームは短命に終わりました。
その後、Jリーグ発足前年の1992年、初の外国人監督ハンス・オフトが招聘されると、ユニフォームの色は再び「青」に戻されたのです。その後の日本代表の活躍はご承知の通り。

日本代表と相性が悪かった赤のユニフォームですが、隣国・韓国代表のチームカラーは赤です。そのほかにも、ポルトガル、ベルギー、スペイン、デンマーク、ロシアなど、ホームユニフォームに赤を採用している国は数多く、これにアウェイを加えると、ワールドカップ出場国のユニフォームは、赤が最も多くなるのではないでしょうか。

ちなみに2012年のロンドン五輪では、サッカー日本代表のアウェイユニフォームは赤でした。「日本国旗にインスパイアされたジャパンレッドを採用。真紅の色合いで、燃えたぎる情熱と日本人の誇りを表現した」ということで、「真紅の戦闘服」という名前がつけられていました。

やはり赤のユニフォームには選手の気持ちを底上げする、不思議なパワーが潜んでいるようです。

Outfitterで買える赤のユニフォーム

人気の色、赤のシャツは、各ブランドで複数のデザインが用意されています。それぞれ1点ずつご紹介しましょう。

Adidas /CONDIVO 22 ジャージ(チェック)チームパワーレッド2
7,290円


Nike /DRI-FIT ニューエラ GX3 ショートスリーブ ジャージRed
11,550円



umbro /ゲ-ムS/Sシャツ / エムレッド
4,290円


asics/ゲームシャツ /クラシックレッド
4,180円

Outfitterでのユニフォーム作成のご紹介(操作方法)

Outfitterのトップページにある「サッカー ユニフォーム作成を始める」というボタンをクリックします。そこから、Outfitterカスタマイザーの画面に進みます。

STEP 01 CATEGORY/プレーヤーと商品を選ぶ

  1. プレーヤー(メンズ・レディース、キッズ)を選択します。
  2. 商品(シャツ・パンツ・ソックス)を選択します。
  3. 「次へ」ボタンをクリックして、ブランド画面に進みます。

STEP 02 BRANDS/ユニフォームブランドを選ぶ

  1. ブランドの一覧からブランドを選択します。
  2. 「次へ」ボタンをクリックして、プレーヤー画面に進みます。

STEP 03 PLAYERS/プレーヤー用ユニフォームを決める

  1. 商品一覧からシャツ、パンツ、ソックス各商品を選択します。選択時にカラーの絞り込みができます。
  2. ユニフォーム画像右下のプラスアイコンをクリックして、商品の説明やサイズ展開を確認します。
  3. 左のカテゴリで全身の色合いをチェックします。
  4. 「次へ」ボタンをクリックして、キーパー画面に進みます。

STEP 04 GOALKEEPER/キーパー用ユニフォームを決める

キーパーのユニフォームを購入する場合、確認メッセージが表示されますので「はい」ボタンをクリックします。

「いいえ」ボタンをクリックすると STEP 05 に進みます。

  1. プレーヤー同様、キーパーのユニフォームを選択します。
  2. プラスアイコンをクリックして、商品の説明や素材を確認します。
  3. 左のカテゴリで全身の色合いをチェックします。
  4. 「次へ」ボタンをクリックして、カスタム画面に進みます。

STEP 05 CUSTOM/ユニフォームをカスタマイズする

  1. A~Fの設定をします。ユニフォームイメージでカスタマイズする箇所を確認できます。
  1. Aエンブレム 定型エンブレムから選択、もしくは自身で作成したエンブレムのファイルをアップロードします。定型エンブレムにはチーム名を入力できます。アップロードするファイルは最大10MBでAI/PSD/PNGファイルになります。
    Bチーム名
    チーム名を入力するか、次のスポンサー画面でスポンサーを選択するかのいずれかになります。
    C-F選手番号・選手名を設定します。
    選手番号の位置、フォント、フォントカラーを選択します。
    フォントカラーはプレーヤーとキーパーのユニフォームごとに設定できます。選手名の表示形状はストレート、もしくはアーチ型から選択します。
  2. 「次へ」ボタンをクリックして、スポンサー画面に進みます。

STEP 06 SPONSOR/スポンサーを選ぶ

  1. A~Cの設定をします。ユニフォームイメージでスポンサーロゴの配置箇所を確認できます。
    A胸
    胸につけるスポンサーを決めます。 チーム名を設定している場合、スポンサーを設定するとチーム名が削除されます。
    B左袖
    左袖につけるスポンサーを決めます。
    Cパンツ
    パンツにつけるスポンサーを決めます。
  2. 「次へ」ボタンをクリックして、ユニフォーム確認画面に進みます。

※スポンサーについて
スポンサーはユニフォームの色や柄により選択できないものがあります。
スポンサーをつける箇所によりユニフォーム代金からディスカウントされます。

STEP 07 CHECK/カスタマイズ内容を確認する

  1. ユニフォーム全体のイメージを確認します。
  2. カスタマイズ内容やスポンサーを確認します。
  3. 「次へ」ボタンをクリックして、オーダーシート画面に進みます。

※イメージと異なっている場合は、画面下のステップからユニフォームやカスタマイズの画面に簡単に戻ることができます。

STEP 08 ORDER/オーダーシートを記入する

  1. プレーヤーおよびキーパーの数量を入力後、「決定」ボタンをクリックして、オーダーシートを作成します。
  2. プレーヤー、キーパーごとに選手名、選手番号、サイズを入力します。全て入力するとチェックマークがつきます。
  3. 「購入手続きへ」ボタンをクリックし、購入手続き画面へ進みます。

まとめ

「赤」のユニフォームには、エネルギッシュ、アグレッシブ、パワフルというイメージがあります。勝負カラーとしても、赤は他の追随を許しません。そんな赤のもつポジティブパワーを、オリジナルのユニフォームで、チームにプラスしてみてはいかがでしょうか。