ポロシャツのチームウエア、作るならどんなものがいい?

チームウエアとは、スポーツやビジネスなど目的や用途に応じて、チームのメンバーやスタッフが着用する、全員同じデザインのウエアです。
一見して同じチームの一員であることがわかるため、仲間意識や結束力を高める効果が期待できます。
そのうえ、かっこいいデザインのチームウエアを作れば、みんなのやる気も大幅アップ!
今回はチームウエアの中でも人気のアイテム「ポロシャツ」を取り上げました。

ポロシャツの歴史

ポロシャツとは一般的に、フラットな襟と1~4個の前ボタンがついている被るタイプの半袖シャツのこと。

名前の起源となっている「ポロ」とは、馬に乗って行う団体球技のひとつで、馬上の選手がマレットと呼ばれるラケットで球を打ち、相手のゴールに入れて得点を競い合います。

人気があるのは、アルゼンチン、アメリカ、イングランドなどの国々で、日本ではあまり盛んではありません。

ですが、米国のデザイナーズブランド「ラルフローレン」のマークがポロ競技姿なので、なんとなくイメージが思い浮かぶ人も多いのでは。

では、ポロシャツが今のスタイルになったのは、何がきっかけだったのでしょうか。

ポロシャツを作ったのは、元有名テニスプレイヤー

1920年代当時、ポロ競技の選手はジャージ素材の丸首シャツを着用していました。これに目をつけたのが、フランスの有名テニスプレイヤーであるルネ・ラコステです。

その頃の男子テニス選手の競技スタイルは、ゆったりした長袖のシャツに長ズボン姿が一般的でした。

7つのグランドスラムを獲得したラコステですが、現役時代、風邪を引きやすいという弱点がありました。

これには汗を吸いにくい長袖シャツが一因していると考え、ポロ競技用の吸汗性とストレッチ性に優れたジャージ素材のシャツをテニスウエアに取り入れたのです。このとき、もともと着ていたテニスシャツに襟がついていたため、そのまま襟つきのスタイルで作られました。

こうして開発されたポロシャツは、ラコステのシンボルである緑のワニのマークとともに世界中に広がり、日本でも大ヒットしました。

ポロシャツは襟があるから、公式の場でも着用可能

ポロシャツは、テニス、ポロ、ラグビーなどの紳士のスポーツとされる競技で公式ユニフォームとして採用されています。

さらに、ポロシャツは日本では介護職や保育士などのワークウエア、ショップの制服、文化祭、大学、サークル、学園祭、部活、職場のユニフォーム、運動部の練習着など、幅広い用途で取り入れられています。

このようにポロシャツが、スポーツシーンだけでなくビジネスなどのオフィシャルなシーンでも利用されているのは、ひとえに「襟がある」デザインだから!

襟がないTシャツが公式の場ではNGで、襟があるポロシャツならばOKというオフィシャル・マナーが生まれた背景には、もうひとつの紳士のスポーツ、ゴルフが関係しています。

ゴルフの発展に貢献してきたスコットランドのスチュワート王家では、「服装は己のために非ず、相手に対する礼儀なり」を家訓としてきました。このため英国ではずっとネクタイとスーツ姿でゴルフを行ってきたのです。

その後、19世紀後半にアメリカにゴルフが普及すると、フロリダやカリフォルニアなどの温暖な地域では、暑苦しいネクタイ・スーツ姿でゴルフを行うことに耐えられなくなり、半袖、半ズボン姿でプレーする人が多くなりました。

この風潮に業を煮やした全米ゴルフ協会は、「襟だけは付けておきなさい。これはゴルフゲームに対する畏敬の念であり、相手に対する礼儀でもあるのだから」と、1927年に「服装規程」を発表。

このゴルフの「襟付きシャツ」着用ルールがやがて世界中に広がり、ポロシャツがさまざまなシーンで公式ウエアとして認められるようになったのです。

チームウエアにポロシャツが向いている理由

ポロシャツはもともとスポーツウエアとして開発されたものなので、身体の動きを妨げず、シワになりにくいため、スポーツなど運動量が多い場面に向いているアイテムです。

シンプルなデザインのため、着る人の体型を選びませんし、老若男女問わず、誰にでも似合うこともチームウエアとして最適です。

さらに、Tシャツがカジュアル過ぎるのに比べて、ポロシャツには襟がついているため、人前に出ても失礼にあたらず、着用できるシーンが幅広いことも大きな利点です。

また、有名テニス選手やゴルファーが着用していたため、ポロシャツには爽やかで上品なイメージがあることも見逃せない長所でしょう。

それでは、チームウエアとして全員お揃いのポロシャツを作る場合、どのような点に気をつけたらいいでしょうか。

ポロシャツの素材&素材別のおすすめ用途

ポロシャツをチームウエアとして採用する場合、着用シーンによって素材を選ぶ必要があります。

ポロシャツの素材は、大きく分けてT/C(綿・ポリ混紡)素材とポリエステル(ドライ)素材があります。

どちらの素材でもシワになりにくく、機能性が高いですが、T/C(綿・ポリ混紡)素材はビジネスや制服・ユニフォーム、ポリエステル(ドライ)素材はスポーツやイベント用がおすすめです。

T/C(綿・ポリ混紡)はビジネスシーンにおすすめ!

T/C(綿・ポリ混紡)は、肌側に吸汗性が優れたポリエステル糸を使用。綿混紡のため、少し硬めですが、肌触りがよく、快適な着用感です。

鹿の子編みで作られているため、表面に凹凸があり、肌に触れる面積が小さいため、通気性に優れています。

素材の質感が良いため、ラフな印象になりすぎないので、ビジネスシーンにおすすめです。

ポリエステル(ドライ)はスポーツ、イベント用にピッタリ

スポーツ用ポロシャツは一般的なポロシャツとは素材が異なり、ポリエステル(ドライ)素材が主流です。

ポリエステル(ドライ)素材は綿素材に比べて速乾性が高く、スポーツシーンでも汗によるべたつきがありません。

吸汗性に優れたメッシュを使用し、快適な着心地が持続できます。

サイズに迷ったらジャストサイズがおすすめ

ポロシャツは着る人の体型を選ばないと先に述べましたが、できればかっこよく着こなしたいですよね!

Tシャツの場合、本来より2サイズ大きいものをルーズに着たり、身体にピッタリしたサイズを着たりするなどの流行がありますが、ポロシャツはそうしたトレンドに左右されない、清潔感のある着こなしが最もふさわしいアイテムです。

ポロシャツのサイズを決めるときは、身幅と着丈、肩幅を基準にしましょう。身幅とはバスト(チェスト、胸回り)およびウエスト(お腹回り)のことです。

バストは実寸に5~10cm程度を足したサイズ、ウエストは実寸に3~10cm足した程度がジャストサイズ。

着丈はポロシャツの裾でお尻が隠れないぐらいがちょうどよい長さです。今はポロシャツの裾をパンツにインにするより、外に出す方が一般的なので、試着のときは鏡の前で横を向いて、長すぎないかどうか、しっかりチェックしましょう。

Outfitterでオリジナルポロシャツを作ってみよう

サッカーやバレーボール、バスケットボールのユニフォームをインターネットで注文できるイオン・シグナスポーツ・ユナイテッドが運営する「Outfitter」では、オリジナルのチームウエアも作成できます。

ポロシャツは、CONVERSE(コンバース)、DESCRNTE(デサント)、nike(ナイキ)、umbro(アンブロ)、PUMA(プーマ)の5つの人気スポーツブランドの製品の中から、好きなデザインを自由に選ぶことができます。

スポンサーロゴを入れると最大50%off!

Outfitterでは、ポロシャツを注文する場合、以下の4カ所のうち、1カ所以上で加工を選択する必要があります。

・左胸
・左袖
・背中上部
・背中下部

この4カ所にはそれぞれスポンサーロゴを入れることが可能。加工代は無料である上に、マーキングした位置や個数に応じて、ユニフォーム代金が ≪最大50%OFF≫になります。

刺繍が入るとオシャレに決まる!

オリジナルポロシャツの左袖には「名前+番号」「名前」「番号」を刺繍で入れることができます。チーム名や名前が刺繍で入っていると、ポロシャツのグレードがよりアップしますよね! 刺繍にはインクでは表現できない高級感と立体感があります。洗濯にも強く、色落ちしにくいため、激しい運動をするときなどに着用しても心配ありません。

とはいえ、実際に刺繍が入った試作品を作るのはコストがかかります。OutfitterではWEB上で簡単にシミュレーションできるので、気軽に試してみるといいでしょう。

ポロシャツの色はチームのイメージカラーを選ぶのが一般的なので、ポイントとなる刺繍やプリントは、その色に相性がいいカラーを選ぶと、センスよく決まりますよ。

刺繍の色は、全部で14種類。どの色がかっこよく見えるか、楽しみながらいろいろ試して、納得できる配色をみつけましょう。

チームエンブレムや手描きイラストなどもプリントできる!

左胸、背中上部、背中下部にチーム名や番号を入れる場合は、「ラバー加工」という方法でマーキングします。直接印刷するのではなく、色のついたシートをカットし、熱圧着する加工方法です。薄くて柔軟性に優れ、圧着強度も十分なため、経年劣化しづらいのが特長です。

ラバー加工

左胸には、チームエンブレムや写真、手描きイラストなどのオリジナルデータを持ち込んでプリントすることも可能です。

これは「カラーキャム」という加工方法で、ラバー素材の専用シートに特殊プリンターでフルカラー印刷し、カットマシンでマークをカットして圧着します。グラデーションや細かいデザインにも対応でき、薄く軽い仕上がりになります。

カラーキャム

まとめ

スポーツシーン、ビジネスシーンでのチームウエアの活用が広がっています。チームウエアがかっこいいデザインだと、自分もそのチームに入りたいと思う人が続出するので、宣伝効果もバツグン!

それが季節や場所を問わず着用できるポロシャツなら、さまざまなシーンで活用できます。人気ブランドのポロシャツをアレンジして、かっこいいチームウエアを作ってみませんか。

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