サッカーのユニフォームといえばド定番ブランドPUMA!

「Puma es mi mejor amigo.(PUMAは私の良い友達)」。そう称えたマラドーナを始め、王様ペレ、日本代表として活躍した三浦知良や中山雅史など、多数の選手に愛されています。洗練されたユニフォームが羨望の的に。サッカーのド定番ブランドPUMA(プーマ)の魅力に迫ります!

年間20万足ものシューズを販売したダスラー兄弟

PUMAの創業者であるルドルフ・ダスラーは、弟のアドルフと1924年、「ダスラー兄弟製靴工場」をドイツ・バイエルン州北部にある小さな町ヘルツォーゲンアウラハに設立します。おもにルドルフは販売を、アドルフは製造を担当。2人は母親が営むクリーニング店のランドリールームで事業を開始しました。

1936年、兄弟はスーツケースにスパイクを詰めて、バイエルンから夏季オリンピック会場のベルリンまで車で向かい、アメリカのスプリンターであったジェシー・オーエンスにシューズのスポンサード契約を取りつけます。オーエンスは見事、4つの金メダルを獲得。これを起爆剤にビジネスは活況を呈し、年間20万足のシューズを販売したと伝えられます。

しかし、意見の食い違いから、兄弟は袂を分かちます。1948年、ルドルフは川の対岸へ移転して、ルドルフの「RU」とダスラーの「DA」に由来する自身の会社「RUDA(ルーダ)」を新たに設立しました。その数カ月後、「PUMA Schuhfabrik Rudolf Dassler(プーマ・シューファブリック・ルドルフ・ダスラー)」へと社名変更したのが現プーマの起源です。

同年10月、ブランドネームと、PUMAの初代ロゴ(ダスラーのイニシャル「D」の中を、ブランドの象徴である肉食性哺乳類ピューマがくぐり抜けるデザイン)がドイツ特許商標庁に登録されます。この最初のロゴは2000年代に、「PUMA The Black Label(プーマ・ザ・ブラックレーベル)」の「Rudolf Dassler Schuhfabrik(ルドルフ・ダスラー・シューファブリック)」コレクションに用いられ復活しました。

ちなみに弟のアドルフは、愛称の「アディ」と、ダスラーの「ダス」に由来する、今なおビックネームのadidas(アディダス)として名を馳せるのは、サッカーファンなら周知のとおりでしょう。

初代のロゴは、Dをピューマがくぐり抜けるデザインだった(画像はベルリンで開催された2007年ファッションウィーク)

ヨジー・バーテルがPUMAを履いて金メダルを獲得

ルドルフにとってはゼロからの出発となりましたが、PUMAとして最初のサッカーシューズ『ATOM(アトム)』が、その高性能ゆえ多くのアスリートから信頼を得ます。第二次世界対戦後の1948年、サッカー西ドイツ代表の試合で、戦後最初のゴールを決めたヘルベルト・ブルデンスキを含む数名が『アトム』でプレーしました。

1952年のヘルシンキ夏季オリンピックでは、1500メートル走者でルクセンブルクのヨジー・バーテルが、PUMAを履いて金メダルを獲得する最初の選手となります。

1位の表彰台上で涙する1500メートル走者のヨジー・バーテル。1952年ヘルシンキ夏季オリンピックで、PUMAシューズを履いた初の金メダリストとなった

名作「スウェード」&「クライド」誕生物語

1968年に発売されたスエードアッパーの「Suede(スウェード)」は、PUMAを代表するスニーカーです。そのシグネチャー(サイン入り)モデル『Clyde(クライド)』も。開発背景には、ウォルト・フレイジャー(愛称クライド)がバスケットボール界で大躍進を遂げ、コート外でもその鮮やかなファッションにより、一躍有名になった経緯があります。

フレイジャーが「スウェード」の洗練された見た目にほれ込み、「ストリートのみならず、オンコートでも高いパフォーマンスを発揮できるシューズを!」というPUMAへの要望から作られたのが、フレイジャーの愛称をシューズサイドに記したシグネチャーモデル『Clyde(クライド)』というわけです。

NBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)50周年を記念した「50人の偉大な選手」に選ばれたウォルト・フレイジャー。1970年からPUMAを愛用。1973年にはシグネチャーモデル「クライド」がデビューした

テニス界でもセンセーショナルを巻き起こす!

1970年代、PUMAはテニス界でもセンセーショナルを巻き起こします。ギレルモ・ビラスがPUMAのシューズをチョイス。全仏、全米、全豪の各グランドスラムを制します。

さらに1980年代には、ボリス・ベッカーが登場。1985年のウインブルドンでPUMA製シューズとラケットを装備し、史上最年少の17歳かつ、史上初めてのノーシードから、ドイツ人として初めて優勝を飾りました。

また日本ではあまり知られていませんが、あのマルチナ・ナブラチロワも1984年から1987年にかけて、PUMAのウェアとシューズでコートを席巻。ビラス、ベッカーとともに、テニス界をPUMA色で染め上げたのでした。

1985年のウインブルドンを制したボリス・ベッカー。ラケットのステンシルマーク、およびシューズサイドにPUMAのあしらいが見て取れる


ボリス・ベッカーが使用したラケットとシューズ。フレームには手書きで「ダスラー氏へ」「ウインブルドン勝利のために」と記されている

PUMA製スパイクを履いたマラドーナによる伝説の「5人抜き」

1986年ワールドカップメキシコ大会の準々決勝、イングランド戦でアルゼンチンのディエゴ・マラドーナは2得点します。1つ目のゴールはのちに「神の手」として知られるようになる、ハンドによるもの。2つ目のゴールは、ドリブルで次々にイングランドの5選手を抜き去り、ゴールキーパーまでかわした「世紀のゴール」。彼はこの大会で、アルゼンチンを優勝へ導きました。

「歴史上最も偉大な選手による最も偉大なゴール」と称えられるこの快挙。その足元を支えたのがPUMAのスパイクです。「(当時の映像を)何度見直しても、自分があんなことをできたと信じられない」と、生前のマラドーナは回顧しました。

PUMAのスパイクが完璧にフットワークへ追随するように、靴紐をアウトソール側から巻きつけて足にフィットさせていたという(画像は伝説の「5人抜き」に挑むワンシーン)

世界で初めて、靴紐のない「ディスクテクノロジー」を開発

世界初の試みとしてPUMAは1991年、「ディスクテクノロジー」を開発。アッパーを締めて足全体を包み込むようにフィットする、内部ワイヤーシステムを備えた靴紐のないレースレススポーツシューズです。

リリースより1年後、ハイケ・ドレクスラー(走り幅跳び)、ディーター・バウマン(5000メートル)、リンフォード・クリスティ(100メートル)らが「PUMA DISC SPIKE(プーマ・ディスク・スパイク)」を着用して、バルセロナ夏季オリンピックで立て続けに金メダルを獲得しました。

ワイヤーがアッパー内部に包括的に配置されていて、ディスクを回す操作により、過不足なく手軽にフィット性を高めることができた「ディスクテクノロジー」(画像は、バルセロナ夏季オリンピック100メートル走でゴールを1番に駆け抜けるリンフォード・クリスティ)

異業種とコラボレーションする潮流を生み出したPUMA

今ではスポーツ用品メーカーが、異業種との共同開発品を発表する例は珍しくありません。ファッション産業や高級ブランド業界とのコラボレーションモデルがよく話題になります。それを他社に先駆けて、世界で初めて試みたのがPUMAでした。

1998年、イタリアはミラノを拠点とするデザイナーのジル・サンダーと、ランニングシューズ『EASY RIDER(イージー・ライダー)』のライフスタイルバージョン発表。PUMAがスポーツの現場で培ってきた高機能性と、ジル・サンダーによるクラシカルなデザイン性とが融合し、前例のないマッチングとして人気ファッションスニーカーとなりました。

これを機に他メーカーも、異業種とのコラボレーションに乗り出します。この現在の潮流を生み出したのが、PUMAだったのです。

日本での販売代理店業務および全権利の管理を担うプーマジャパン株式会社

日本では、プーマジャパン株式会社がドイツ本社の日本法人として、日本国内におけるPUMAの販売代理店業務および全権利の管理を担っています。第84回大会から第98回大会まで、全国高校サッカー選手権大会に協賛しました。

また大相撲の元関脇、隆乃若にスポーツメーカーとして初めて化粧廻しを提供。黒地に、金色で「PUMA」の文字と、ブランドのシンボルである「ピューマ」のシルエットが入ったロゴのデザインがあしらわれました。この例も、今までにはなかった異色のコラボレーションといえるかもしれません。

あこがれのPUMAユニフォームをリーズナブルにまとえる「Outfitter」サービス!

イオン・シグナスポーツ・ユナイテッドのユニフォームオーダーサービス「Outfitter」では、PUMAの高機能性ユニフォームを、スポンサーロゴを配置することで最大半額になる仕組みを取り入れています。

アマチュアスポーツを金銭的にサポートしたい意向。それと同時に、アスリートライクなスポンサーロゴはデザインの一部とみなされ、「プロと同じようなものがほしい!」というユーザーの要望を反映させたサービスを実現しています。

取り扱いユニフォームをチェックしましょう!

【PUMA】 ゲームシャツ
¥2,530(税込)

チームで揃えるのに最適な「LIGA(リーガ)」コレクションの半袖ゲームシャツです。ワンポイントとしてキャットロゴの入ったシンプルなデザインを採用。吸水速乾の高機能素材により、衣服内をドライで快適に保ちます。

【PUMA】 ゲームシャツコア
¥2,750(税込)

メンバーの士気が高まる「LIGA」コレクションの長袖ゲームシャツです。ワンポイントとしてキャットロゴのシンプルなデザインを採用。吸水速乾の高機能素材により、衣服内はドライで快適な状態が維持されます。

【PUMA】 ゲームパンツ
¥2,750(税込)

チーム力がアップする「LIGA」コレクションのゲームパンツ。サイドにフォームストライプのデザインが採用されました。吸水速乾の高機能素材により、ドライで快適な着心地が長時間にわたり持続します。

【PUMA】 ゲームパンツコア
¥3,520(税込)

使い勝手のよい「LIGA」コレクションのゲームパンツです。スクエアドライニット素材の採用で軽快な履き心地を実現。吸水速乾の高機能素材により、ドライで快適なコンディションが長続きします。

【PUMA】 ストッキング
¥1,430(税込)

統一感を演出できる「LIGA」コレクションのストッキングです。フロントにキャットの刺繍ロゴをあしらったデザインがアクセントに。アゼなし仕様。

【PUMA】 ライン入りストッキング
¥1,980(税込)

スタイリッシュな「LIGA」コレクションのストッキング。フロントにキャット刺繍ロゴと、折り返し部分にラインを2本あしらった目を引くデザインに仕上げられました。アゼなし仕様。

【PUMA】 ゲームシャツジュニア
¥2,310(税込)

統一感がアップする「LIGA」コレクションのジュニア用半袖ゲームシャツです。ワンポイントとして、キャットロゴのシンプルなデザインが採用されました。吸水速乾の高機能素材により、衣服内をドライで快適なコンディションに保ちます。

【PUMA】 ゲームシャツコアジュニア
¥2,530(税込)

秋冬のシーズンに重宝する「LIGA」コレクションのジュニア用長袖ゲームシャツです。ワンポイントとしてキャットロゴを採用。「Outfitter」のスポンサーロゴも配置しやすいシンプルなデザインです。吸水速乾の高機能素材により、衣服内をドライで快適に保ちます。

【PUMA】 ゲームパンツジュニア
¥2,530(税込)

チームの統一感を図れる「LIGA」コレクションのジュニア用ゲームパンツです。サイドにフォームストライプのデザインがあしらわれました。吸水速乾の高機能素材により、ドライで快適なコンディションを実現します。

【PUMA】 ゲームパンツコアジュニア
¥3,190(税込)

光沢感を抑えたトリコットのサテン素材を採用する、「LIGA」コレクションのジュニア用ゲームパンツ。吸水速乾の高機能素材により、蒸れにくく、衣服内はドライで快適なコンディションが維持されます。

【PUMA】 ジュニアストッキング
¥1,320(税込)

メンバーの足並みがそろう「LIGA」コレクションのジュニア用ストッキングです。フロントにキャット刺繍ロゴをあしらったデザイン。アゼなし仕様。

【PUMA】 ライン入りジュニアストッキング
¥1,760(税込)

フロントにキャット刺繍ロゴと、折り返し部分にダブルラインをあしらった人目を引くデザインが特徴。「LIGA」コレクションのジュニア用ストッキングです。アゼなし仕様。

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