NIKEのスウッシュ入りサッカー・ユニフォームをまとう誇りと喜びをシェア!

「ナイキの使命は、人間の可能性を広げるためのあらゆる努力をすること」とナイキジャパン・広報担当者は応じます。具現化された結実としてジョーダンやロナウドなど、バスケやサッカーという競技の枠を超えた選手たちをサポート。さらに世界の愛好家へユニフォームを始め、NIKE製プロダクトをまとう誇りと喜びをシェアします!

フィル・ナイトとビル・バウワーマンが設立したスポーツブランド

NIKE(ナイキ)は、アメリカのオレゴン州ユージーンに本社を置くスポーツブランドです。フィル・ナイトとビル・バウワーマンの両氏によって、その前身となるBlue Ribbon Sports(ブルーリボンスポーツ)が1964年1月25日に設立されたのが、ブランドのルーツ。

ナイトはオレゴン大学陸上部に所属の、自称平均的な中距離ランナーでした。学業では、ビジネスを専攻。ナイトは大学最終年次、起業のための講座を受講していました。その課題として、ビジネスプランの論文「日本の運動靴は、日本のカメラがドイツのカメラにしたことをドイツの運動靴に対しても成し遂げ得るか」を執筆します。

当時といえばライカなどを始めとするドイツの独占市場状態だったカメラ市場で、キャノンやニコンといった日本製メーカーが台頭し始めてきた時代背景がありました。

ナイトはメイド・イン・ジャパンの高品質に着目。貿易や契約、あるいは市場ニーズなどについて研究を重ね、職人気質に由来する高品質日本製ランニングシューズが擁するポテンシャルについて、調べつくします。この学生時代のレポートが、やがて世界的スポーツブランドへと発展していく幕開けでした。

NIKEの生みの親フィル・ナイト

バウワーマンのシューズで「45秒の壁」を破る!

もうひとりの共同設立者となるバウワーマンは、ナイトが所属したオレゴン大学陸上部のコーチでした。彼は地元の靴屋で修業し、さまざまなシューズの細部を改良しながら、スピードとデザインの関係性に着目してランニングシューズを最適化するチューニングに没頭していたといいます。

ナイトが、恩師であるバウワーマンに連絡を取るところから、2人によるビジネスパートナーシップがスタート。カスタムされたシューズは非常に上手く機能しました。それをナイトは、陸上部のチームメイトであったオーティス・デービスのもとへ届けます。

デービスは、1960年夏季ローマオリンピックで、400メートル走と4×400メートルリレーの2つで金メダルを獲得します。400メートル走では「44.9秒」の世界記録をマークし、史上初めて「45秒の壁」を破りました。

ナイキジャパン・広報担当者に伺ったところ、「インスピレーションとイノベーションを、世界中のすべてのアスリートに」がメーカーコンセプト。これはバウマーマンが唱えた「IF YOU HAVE A BODY, YOU ARE AN ATHLETE(身体さえあれば誰もがアスリートである)」という言葉に呼応し、人間の持つ無限の可能性を引き出す役割を、スポーツブランドとしてナイキが担う表明だといえます。

史上初めて400メートル走で45秒の壁を切った写真中央のオーティス・デービス(この時、写真左に写るドイツのカール・カウフマンも同タイムの44.9秒だったが、デービスがほんのわずかの差でかわして優勝)

低価格で高品質なランニングシューズとの出会い

ナイトはオレゴン大学を卒業後、スタンフォード大学のMBAプログラムを取得。日本メーカーへの傾倒が強まり、ランニングシューズの生産を当時主流であったドイツから、高品質かつ低価格の日本へ移すべきだと主張する論文を書きました。

1962年、卒業後に訪れた日本への旅行でこの主張を確かめる機会を得ます。神戸を拠点とするシューズメーカーのクオリティーとコストパフォーマンスに、感動。契約を取りつけ、代理店として事業を展開します。ランニングシューズを輸入してアメリカ国内における販売権の取得に成功しました。

ナイトは日本からアメリカへ戻った当初、自身の自動車でシューズを販売していたといいます。草の根の活動を通じて、市場を独占していたドイツブランドに代わる、これらのリーズナブルでありながら高品質の代替品に対するニーズが潜在することは、すぐに明らかになりました。

Blue Ribbon Sportsは創業1年目に、1300足の日本製ランニングシューズを販売して8000ドルを売り上げます。1965年までに、売上高は2万ドルにも達しました。

NIKEという社名と、Swooshというロゴの誕生

1971年、日本の総合商社から融資を得るに至り、自社でシューズを生産することに決定。正式にNIKE社となりました(ナイトは当初、新会社を「Dimension 6」と呼びたかったそうですが…)。

NIKEという名前は、Blue Ribbon Sportsの社員の1人であるジェフ・ジョンソンが夢で見た、ギリシャ神話の勝利の女神「ニーケ(Nike)」にインスピレーションを得たエピソードに由来します。「ニーケ」を英語読みして「ナイキ」となりました。

同時に新しいブランドには、新たな独自のロゴが必要でした。そのデザインを検討するにあたり、ナイトが会計学の講師を務めるポートランド州立大学に通うグラフィックデザインを専攻していた女子学生の、キャロライン・デビッドソンにスケッチを依頼します。

彼女は1週間以内に数候補のデザインをサンプルとして提出しましたが、どれもナイトやスタッフたちが満足する出来ではなかったようです。

しかし印刷スケジュールの都合上、早急にロゴを決める必要があったため、「今はこれがベストのデザインとは思えないが、時間がたてばたぶん馴染むだろう」とナイトが妥協した末に、しぶしぶ採用。

そのとき採用されたのが、Swoosh(スウッシュ)でした。1971年に商標登録されたNIKEのロゴマークです。スウッシュには「シューッと勢いよく動く」「ビューンと音をさせる」という意味が含まれていて、その形状に、躍動感やスピード感が一目で分かるように表現されています。

今となっては世界中で目にすることのできるスポーツ界で最も有名なこのロゴですが、その作成に支払われた当初のギャランティーは、驚くほどわずか。デビッドソンは1時間あたりの仕事量につき2ドル(200円ちょっと)を請求し、合計35ドル(約3700円)を受け取っただけでした。

しかし良好なパートナーシップはその後も継続し、デビッドソンは、NIKE初期の多くのプロダクトにデザインを提案します。

NIKEのデザイン制作が代理店に移ったのちの1983年、ナイトから、デビッドソンをねぎらうパーティーが催されました。そこで彼女に、ダイヤモンド入りの金のスウッシュリング、および今日およそ100万ドルの価値があると推測されるNIKEの500株を授与されたと伝えられます。

NIKEのロゴ「スウッシュ」は、社名の由来ともなった女神ニーケが翼を広げたデザインをモチーフにしているともいわれる

焼き菓子「ワッフル」から着想を得た大ヒットシューズ!

NIKE社としてスタートを切った翌年の1972年、エポックメイクがありました。バウワーマンは朝食を摂りながらランニングシューズの性能を高める方法について考えているとき、妻が作った焼き菓子「ワッフルの溝」を見て、アウトソールパターンのひらめきを得ます。

バウアーマンは早速、溶かしたウレタンをワッフルを焼くプレートに注ぎます。接着剤の質や量を誤るなどの試行錯誤を繰り返しながら、ついに理想的なソールパターンのデザインを開発。

ワッフル形状の独特なソールパターンは、クッション性やグリップ力に非常に優れ、アスファルトやダートなどさまざまな路面状況に対応可能。何より履き心地が抜群。ユニークな凸凹のアウトソールを装備した、「ワッフル・トレーナー」が誕生しました。

このシューズはNIKEにとって大成功をもたらします。1980年のIPO(未上場企業による新規公開株)で最高潮に達し、瞬く間にナイトは1億7800万ドル相当の株式を持つ億万長者になりました。

初期プロダクトには「ワッフル」をシューズ名の一部とする「ワッフル・トレーナー」「オレゴン・ワッフル」「ワッフル・レーサー」などがあります。ほかにも当時の代表的なモデルに、多数採用されました。この「ワッフル」の大ヒットにより、会社は大きな成長を遂げ、現在のNIKEに至る礎を築いたといえます。

ワッフルアイアンで作られた、NIKEワッフルシューズ

NIKEサッカーヒストリー

  • 1971年-NIKEとして初めてとなるサッカースパイク「THE NIKE(ザ・ナイキ)」がデビュー。1970年メキシコW杯を記念して製作された。価格は16.95ドル。
  • 1978年-フィル・ナイトがランニングビジネスを構築したのと同じ方法で、本格的にサッカー製品の開発に着手。
  • 1982年-伝説的なゴールスコアラーであったウェールズを代表する選手、イアン・ラッシュを、初のNIKE FOOTBALL ATHLETEとしてスポンサード。
  • 1994年-アメリカサッカー連盟の男女各代表チームのユニフォーム&アパレルスポンサーとして契約を締結。NIKEブランド・プレジデントのトレバー・エドワーズは「このパートナーシップは、ピッチで画期的なイノベーションを提供し続けるだろう。アメリカでスポーツ全体をさらに成長させるビジョンを共有することで、NIKEのサッカーにおけるリーダーシップを強化する」と宣言。
  • 1996年-アメリカの女子代表チームが、アトランタで開催されたオリンピック最初の女子サッカー競技で金メダルを獲得。
  • 1998年-ブラジル代表のロナウドがフランスW杯で着用した高速スパイク「MERCURIAL(マーキュリアル)」のデビュー。
  • 2000年-アスリートに美しいアパレルを作成するデザイン哲学に基づき、ボディマッピングを使用。通気性を高めるニットメッシュパネル、暖かさのためのより最適な生地の配置、そして柔軟なストレッチ織りの製造で、サッカー選手のニーズを満たすジャージを作成。
  • 2001年-NIKEと、世界で最も有名なチームであるマンチェスター・ユナイテッドとの長期にわたる関係がスタート。ブランドアパレル公式サプライヤーとなる。チームは2002-2003シーズンの終わりに、プレミアリーグのタイトルを奪還。
  • 2014年-NIKE史上最速を謳う「MERCURIAL SUPERFLY(マーキュリアル・スーパーフライ)」を発表。アッパー全体を「ブリオケーブル」繊維で覆い、足元のさらなる安定感を確保すると同時に高速走行を可能にした。

元ブラジル代表のロナウド。約60メートルのドリブルの末にゴールを決めた名シーンは、 NIKE社のCMにも使われた

「生活し、働く地域社会に、ポジティブな影響を与えることが重要」(ナイキジャパン・広報担当者)

冒頭で紹介したとおりNIKEの使命は、「人間の可能性を広げるためにあらゆる努力をすること」。そのためにナイキジャパン・広報担当者は、「画期的なスポーツイノベーションの創出、プロダクトの持続可能性の向上、創造的で多様性に富んだグローバルチームの構築」をつねに志す意向だといいます。

現在取り組んでいるプロジェクトは、「Move to Zero」。「炭素排出ゼロ、 廃棄物ゼロを目指すNIKEの挑戦が目指すものはただひとつ、スポーツの未来を守ること」という考えのもと、「ゼロへ。」を掲げます。

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その一環としてチームウェアのこだわりとして、「日本では鹿島アントラーズ、浦和レッズ、サンフレッチェ広島の3チームに関して、地球環境保護の観点から、ペットボトルをリサイクルしたファブリックから構成される50%以上リサイクルポリエステルを使用したサステナブル素材をユニフォームに採用しています。軽量性、通気性、吸汗性、速乾性が優れ、良質な肌触りと着心地を実現させたサステナブル素材です」と説明。

テクノロジーについては、ナイキがスポンサードする上記3チームのユニフォーム関してさらなる進化が図られました。「2021年Nike Global Footballのデザインコンセプトである“NEXT GENERATION FOOTBALL (次世代のフットボール)”に基づき、アスリートのパフォーマンス向上を目的に通気性や快適な着心地を追求しました」と進化を追及する姿勢を訴求します。

また、SOULとINNOVATIONという2つのポイントにフォーカスしているのも特徴。「SOULでは、文化的視点を交えながら、クラブとホームタウンにまつわるストーリーをデザインに反映します。INNOVATIONでは、2021年シーズンよりモーションキャプチャーを用いてデータを収集し、動いている身体にフィットするようにデザインされた「4D FIT」という技術をベースに採用。現代フットボールに必要な要素”スピード”を、物理的にも視覚的にもこれまで以上にアップデートしています」

スポーツ用品の提供を通じて、NIKEが果たす役割とは? 単に勝つことだけに、こだわるのではありません。「私たちが生活し、働く地域社会に、ポジティブな影響を与えることが重要と考えます」(ナイキジャパン・広報担当者)。

NIKEが日本でスポンサードするチームのユニフォームには、サステナブルな素材を使用。カラーやシルエットについては、「各チームとデザインコンセプトを話し合って決定します」(ナイキジャパン・広報担当者)

あこがれのNIKEユニフォームをリーズナブルにまとえる「Outfitter」サービス!

イオン・シグナスポーツ・ユナイテッドのユニフォームオーダーサービス「Outfitter」では、NIKEの高機能性ユニフォームを、スポンサーロゴを配置することで最大半額になる仕組みを取り入れています。

アマチュアスポーツを金銭的にサポートしたい意向。それと同時に、アスリートライクなスポンサーロゴはデザインの一部とみなされ、「プロと同じようなものがほしい!」というユーザーの要望を反映させたサービスを実現しています。

取り扱いユニフォームをチェックしましょう!

【NIKE】 ナイキ DRI-FIT レジェンド JSY S
¥3,300(税込)

2002年、世界中が注目したアイコニックデザイン。環境に配慮した100%リサイクル素材を採用しています。脇下と肩のメッシュインセットで通気性をプラスしました。

【NIKE】 ナイキ チャレンジ III S/S ジャージ
¥4,400(税込)

DRI-FITテクノロジーを装備。プレー中に汗をかいてもユニフォームが肌にべたつかず、ドライで快適な状態が保たれます。

【NIKE】 ナイキ パーク VII S/S ジャージ
¥2,750(税込)

さらっとした着心地のDRI-FITテクノロジーを採用した高機能ジャージです。ドライで快適なコンディションを長時間にわたり持続します。

【NIKE】 ナイキ ウィメンズ゙ パーク VII S/S ジャージ
¥2,750(税込)

DRI-FITテクノロジーがさらりとした着心地を実現するウィメンズモデルです。快適なユニフォーム内環境をキープ。メッシュのバックパネルが一層優れた通気を促します。

【NIKE】 ナイキ パーク III NB ショート K
¥2,200(税込)

DRI-FITテクノロジーがさらりとした快適な着用感を提供。伸縮性のあるウエストバンドにメッシュの裏地をつけて、通気性を確保しています。

【NIKE】 ナイキ ウィメンズ パーク III ショート NB K
¥2,200(税込)

DRI-FITテクノロジーが快適な着用感を提供するウィメンズモデル。伸縮性のあるウエストバンドにメッシュの裏地をつけて、通気性を確保しています。

【NIKE】 ナイキ DRI-FIT ヴェノム ウーブン ショート3
¥4,400(税込)

快適な着用感を約束するDRI-FITテクノロジーを採用。素材にはポリエステル85%、スパンデックス15%を用い、吸汗速乾性に優れたショートパンツに仕立てられました。

【NIKE】 ナイキ アカデミー ストライプ フットボール ソックス
¥1,650(税込)

摩耗部分にクッション性と耐久性を兼ね備えるハイテクソックスです。アーチ周りのバンドがフィット感を向上。ナチュラルな履き心地で軽快なフットワークがアシストされます。

【NIKE】 ナイキ YTH D-F STRKR V S/S
¥2,750(税込)

2002年、世界中が注目したアイコニックデザインがジュニアモデルにも登場。環境に配慮した100%リサイクル素材で構成されています。脇下と肩のメッシュインセットで通気性をプラス。

【NIKE】 ナイキ YTH チャレンジ゙ III S/S ジャージ
¥3,850(税込)

DRI-FITテクノロジーを装備するジュニアモデル。プレー中に汗をかいてもユニフォームが肌にべたつかず、ドライで快適なコンディションが保たれます。

【NIKE】 ナイキ パーク VII S/S ジャージ
¥2,200(税込)

DRI-FITテクノロジーを採用するコストパフォーマンスの高いジュニアモデルです。ドライで快適なコンディションが持続。メッシュのバックパネルが通気性を高めて涼やかなプレーを約束します。

【NIKE】 ナイキ YTH パーク III NB ショート K
¥2,200(税込)

DRI-FITテクノロジーがさらりと快適な着用感を提供。集中力の持続に役立つジュニア用ショートパンツです。伸縮性のあるウエストバンドにメッシュの裏地をつけて、通気性を確保しています。

【NIKE】 ナイキ YTH DRI-FIT ヴェノム ウーブン ショート3
¥4,400(税込)

快適な着用感を約束するDRI-FITテクノロジーを採用。素材にはポリエステル85%、スパンデックス15%を用い、吸汗速乾性に優れたショートパンツに仕立てられました。

【NIKE】 ナイキ アカデミー ストライプ フットボール ソックス
¥1,650(税込)

摩耗部分にクッション性と耐久性を兼ね備えるジュニア用ハイテクソックスです。アーチ周りのバンドがフィット感を向上。ナチュラルな履き心地で軽快なフットワークがアシストされます。

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