バスケの神様!マイケル・ジョーダンとのコラボ、ナイキのジョーダン・ブランドに注目!

アメリカのプロバスケットボール選手、マイケル・ジョーダンは「バスケの神様」と呼ばれるバスケ界のレジェンド。彼の名前を冠したバスケットボールシューズ「エア・ジョーダン」は、世界的大ヒットとなりました。
今回はNBAのスター選手マイケル・ジョーダンと、NIKE(ナイキ)とコラボしてリリースされたジョーダン・ブランドについて解説します。ユニフォームを選ぶときの参考にしてみてください!

「バスケの神様」と称されるマイケル・ジョーダンとは

バスケについてよく知らない人でも、「エア・ジョーダン」という名前や、次のロゴをどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。

「エア・ジョーダン」とは、マイケル・ジョーダンという有名スター選手のニックネームであり、彼がシュートする瞬間のシルエットをデザイン化したのが、この「ジャンプマン」というロゴです。

「ジャンプマン」を見ると、バスケ愛好家なら即座にマイケル・ジョーダンを思い起こすほど象徴的なアイコンであり、ナイキが「ジョーダン」というブランドで販売しているバスケットボールシューズやウエアには、ほとんどすべてにこのロゴがつけられています。

現役選手を引退してから20年近くたった今でも、世界中のバスケファンの語り草となっているマイケル・ジョーダン。いったいどんな選手だったのでしょうか。

現役時代のマイケル・ジョーダンはどんな選手?

マイケル・ジョーダンことマイケル・ジェフリー・ジョーダンは、1963年2月17日、アメリカのニューヨーク州ブルックリンで生まれました。

父親の影響により野球少年でしたが、自宅の庭にバスケコートが作られたことをきっかけに、1歳上の兄と毎日1on1で競い合うようになります。

高校時代もバスケ選手として活躍していましたが、頭角を表したのはノースカロライナ大学に入学してからのこと。その年の新人王に輝き、NCAAトーナメントでのチーム優勝に貢献しました。3年生のときには1984年のNBAドラフトにアーリーエントリーして、シカゴ・ブルズに指名され、リーグ入りを果たします。

その後、シカゴ・ブルズが3連覇を達成した1993年まで、マイケル・ジョーダンの快進撃が続きます。

ところが、この年、不幸な事件により父親を失い、ダメージを受けたジョーダンは突如NBAからの引退を発表します。この電撃ニュースに全米のバスケファンが驚愕しましたが、さらに驚かされたのは、翌年MLBのシカゴホワイトソックスとマイナー契約を交わしたことです。

「あのマイケル・ジョーダンが野球選手に転向?」と当時大きな話題になりました。

しかし、バッティング経験がほとんどなかったため、試合成績は思わしくなく、メジャーリーグには到底昇格できないとみなされていました。リーグがストライキを決行していたこともあり、ジョーダンの野球人生は1年で終わりを告げます。

1995年3月に再びシカゴ・ブルズに返り咲き、1996年から1998年には2度目の3連覇を達成しました。

2000年にはワシントン・ウィザーズのオーナーに加わり、バスケットボール運営部門代表に就任。2001年に選手として2度目の現役復帰を果たし、2003年には40得点を記録。同年4月、40歳で現役選手を引退しました。

2009年にはバスケットボール殿堂入りとなったジョーダン。現在は実業家として、NBAのシャーロット・ホーネッツの筆頭オーナーを務めています。

マイケル・ジョーダンのプレースタイル

ジョーダンの15年間に及ぶ選手生活では、得点王10回、年間最多得点11回、6度のNBA優勝(1991年-93年、1996年-98年)を勝ち取り、5度のレギュラーシーズンMVP(1988年、1991年、1992年、1996年、1998年)に輝いています。1試合での平均31.5得点は、NBAの歴代第1位。

1984年のロサンゼルスオリンピック、1992年のバルセロナオリンピックにも出場しており、NBAのスター選手が揃っていたため、「ドリームチーム」と呼ばれ、アメリカに2度にわたり金メダルをもたらしました。

2メートルを超す長身選手が多いNBAでは、マイケル・ジョーダンは198センチと決して大きい方ではありません。

しかし、並外れた身体能力と磨き抜かれた技術により、自分よりはるかに大きい選手と互角に渡り合いました。

その驚異的なジャンプ力と、長い滞空時間から放たれる豪快なダンクシュートは、「まるで空を飛んでいるようだ」と称され、「エア・ジョーダン」と呼ばれるようになりました。

全米での熱狂的なマイケル・ジョーダン人気は日本にも広がり、1990年代には人気バスケ漫画『SLAM DUNK』の後押しもあって、マイケル・ジョーダンの名前は広く知られるようになったのです。

「エア・ジョーダン」人気の理由

マイケル・ジョーダンとのコラボにより、1985年よりナイキから発売されたバスケットボールシューズ「エア・ジョーダン」シリーズは、大ヒット商品となりました。今でもモデルチェンジしながら、20年以上にわたって売られ続け、たびたび復刻モデルも販売されています。

最初に作られた「エア・ジョーダン 1」は、それまでの「バスケットシューズは白」という常識を覆し、ジョーダンが所属するシカゴ・ブルズのチームカラーの黒と赤を使った、斬新なデザインでした。

しかも、このモデルはNBAのユニフォーム規定に反していたため、ジョーダンは試合ごとに罰金を支払ったという伝説が残っています。最終的にNBAはルールを緩和し、シューズの色を自由に選べるようになりました。

ところで、「エア・ジョーダン」というネーミングには、ジョーダンのニックネームとともに、ナイキが独自開発したソールの「エアクッション」が採用されたモデル、という2つの意味が含まれています。

「エアクッション」とは、ソールの中に小さな空気のバッグを入れて衝撃を和らげる技術であり、スポーツ用シューズに革新がもたらしました。

「エア・ジョーダン」は機能性が高く、衝撃吸収性に優れていたため、バスケット選手だけでなく、有名スケートボード選手も愛用するようになりました。その結果、「エア・ジョーダン」はスケートボーダーを手本とする、ストリートファッションの人気アイテムとなったのです。

現在、ジョーダン・ブランドは、2019年のNBAドラフトでワシントン・ウィザーズに指名された八村塁選手のほか、ルカ・ドンチッチ、ザイオン・ウィリアムソン、キア・ナースなどのバスケット選手と契約しました。

ジョーダンファミリーとなったスポーツ選手は、プレーのみならず、ファッションのトレンドセッターとして注目を浴びています。

adidasからNIKEへ。NBAの公式ユニフォームの変化

NBAのユニフォームは、毎シーズンすべてのチームが同じ公式サプライヤーから提供を受けています。

2006年から11年に渡り、アディダスが公式サプライヤーでした。アディダスの契約満了にともない、2017-18シーズンよりナイキが契約を引き継ぐことになりました。

胸のオフィシャルロゴもアディダスのものから、ナイキの「スウッシュ」に変わりました。唯一シャーロット・ホーネッツだけはオーナーがマイケル・ジョーダンのため、「ジャンプマン」ロゴを使用しています。

公式サプライヤーがナイキになったことで、大きく変わったのは、ホームが白または淡色、ロードが濃色を着用するというルールです。

2017-18シーズンから、ホームが先に4色から自由に1色を選択し、ロードが重複しない色を選ぶというルールに変更されました。さらに、「ホーム」「ロード」という呼び方は廃止となり、ユニフォームは「エディション」と呼ばれるようになりました。

また、選手が着用するジャージには、スポンサーロゴが入ることになったということも大きな変化でしょう。

まとめ

マイケル・ジョーダンといえば、すべてのバスケットボール選手の憧れの的。エア・ジョーダンも、ストリート系のファッションが好きな人にとっては、絶対に手に入れたい最強アイテム。バスケを始めたら、ユニフォームを「ジャンプマン」で一式揃えて、マイケル・ジョーダンのように華麗なダンクを一度は決めてみたいですね!

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