バスケのユニフォームを買うなら、サイズ選びは慎重に!

部活でバスケットボール部に入部した人や趣味でバスケを始めた人、そろそろユニフォームが欲しくなる頃ではないでしょうか。でも、ちょっと待った! バスケのユニフォームは、メーカーによってサイズが異なるので、注意が必要です。さらに今回は、「バスケユニフォーム=ダブダブ」というイメージの背景に迫ります。

バスケユニフォームのサイズ規格

バスケのユニフォームはメーカーによってサイズ規格が異なります。同じメーカーの商品でも、品番によってサイズが違うこともあります。練習着がピッタリだったからといって、ゲームシャツのサイズが同じとは限らないのです。

また、多くの場合、バスケのユニフォームは既製品と違い、受注生産となっているので、一般的に返品・交換不可となっています。バスケのユニフォームを作成する際には、必ずサンプルを取り寄せるか、サイズ表をきちんと確認してから購入するようにしましょう。

Outfitterで買えるユニフォームのサイズ

イオン・シグナスポーツ・ユナイテッドのユニフォームオーダーサービス「Outfitter」では、asicsとconverseのゲームシャツ、パンツをオーダーできます。この2つのブランドについて、サイズを見比べてみましょう。

asics

asicsは、ゲームシャツもゲームパンツも同じサイズ表で対応しています。

子供用(キッズ)は「男の子」と「女の子」、大人用は「メンズ」と「レディース」に分かれています。

converse

converseは「メンズ」と「ウィメンズ」に分けられ、商品一覧では「ウィメンズ」は「ガールズ」と表記されています。

ゲームシャツは「メンズ」と「ウィメンズ」、それぞれのサイズ表に「子供」と「大人」の年齢区分が記載されています。

ゲームパンツはユニセックスサイズで男女兼用。ウィメンズは基本的に1サイズ下となります。

1.ゲームシャツ

2.ゲームパンツ

バスケユニフォームは幅広いサイズを揃えておこう!

チームのユニフォームを新しく揃えたとして、ユニフォームの管理は今後どのように行う予定でしょうか。ユニフォームの管理方法としては、チームの方針によって、選手個人が管理する場合と、チームで管理する場合の2つがあります。

選手個人が管理する場合は、その選手の所有物と見なされ、他の選手とはあまり共有しません。そうなると、番号を変えたいときや試合の出場メンバーを入れ替えるとき、ユニフォームが足りなくなることがあります。

チームで管理する場合は、試合のつど出場するメンバーに配布するので、どのユニフォームがどの選手のものと特定されません。そのため、サイズごとに一定数を揃えておけば用が足ります。

こうした事情により、チームでユニフォームを作るときには、幅広いサイズで数を揃えておくことをおすすめします。

バスケユニフォームのサイズ感の変遷

アメリカのプロバスケットボールリーグに見られるユニフォームのデザインは、時代ごとに大きく変わってきました。特に顕著な変化が見られたのが、パンツのサイズ感です。

1930年代

1930年代後半、アメリカではチームスポーツとしてバスケットボールが盛んになっていました。この頃、ぴったりしたノースリーブのジャージにショートパンツという、現在に近いユニフォームが登場しました。1980年代初頭まで、世界中でこのスタイルがユニフォームに使用されたのです。

1980年代

1980年代、NBAにマイケル・ジョーダンというスーパースターが現れます。

マイケル・ジョーダンはスポーツウェアメーカーのチャンピオンに、通常より長くて横に広がった「バギーパンツ」を作るように依頼しました。

これを他の選手が真似するようになり、90年代初頭には、誰もが長いパンツを履くようになったのです。

1990~2000年代

1990年代に入ると、ヒップホップの影響により、徐々にパンツが長くなり、膝上丈が普通になりました。同様にオーバーサイズのシャツが多く見られるようになり、全体的にダブダブのスタイルが主流となったのです。

2000年代までこのスタイルが流行したので、今でも「バスケユニフォーム=ダブダブ」というイメージの人が多いのではないでしょうか。

2010年代以降

20年にわたり続いた「ダブダブの時代」ですが、その流行に陰りが見えたのが2010年代。パンツは短くなり、よりタイトで体にフィットしたシャツが復活したのです。2015年頃、レブロン・ジェームズやステファン・カリーなどの人気選手が、そろって短いパンツを履いたことが話題になりました。

NBAのルールにも「パンツの長さは膝上までとする。膝頭にかかってしまう長さのパンツは、公式大会のユニフォームとしては認められない。」という条項が加わりました。

日本でも2015年4月に「ユニフォーム規則」が一部改正され、「パンツの丈は膝より上の長さでなければならず、膝頭に懸かる丈のパンツは認められない。」と記しています。

そして、2020年代の今は、ショートパンツ(レギュラータイプ)、ジャストサイズのシャツが一般的になっています。

往年のバスケファンは、10年前のユニフォームを久しぶりに試合で着て、ルール違反にならないように気を付けてくださいね!

まとめ

バスケのユニフォームは、メーカーによってサイズ規格が違います。さらにユニフォームのサイズ感も時代によって大きく変わっています。新しくバスケのユニフォームを作るときは、これらをしっかり頭に入れて注文しましょう。

<関連記事>

「Outfitter」トップはこちら