Outfitter Cup 場所:東京都武蔵野市 フットサルパーク吉祥寺

主催
サカイク(株式会社イースリー)

■主管
Outfitter CUP 実行委員会

■特別協賛
Outfitter(イオン・シグナ・スポーツ・ユナイテッド株式会社)

■開催日時
2022年5⽉15日(日)10:00~14:00

優勝賞品はオリジナルユニフォーム。U-11小学生Outfitter Cupフットサル大会開催

東京・武蔵野市にあるフットサルパーク吉祥寺のコートに、ボールを追いかける元気な声が響きます。この日開催されたOutfitter Cupフットサル大会には、都内から3チームが参加。トーナメント優勝を目指し、白熱した試合が繰り広げられました。

時間いっぱいのウォーミングアップを終え、予選スタート!

Outfitter Cupは、サッカーを通じて、子どもたちの健全な成長を支え教育していく活動を行う『サカイク』が主催。特に小学生チームの試合回数を多くすることを目的に運営されています。

優勝チームへの賞品は、「Outfitterユニフォーム11枚分」の無料作成権。

チームオリジナルユニフォームが賞品とあって、子どもたちにも優勝にかける熱意は、試合前のルール説明から、しっかりと伝わってきました。

今回トーナメントを戦ったのは、蒲田ボンバーズ(大田区)、TOKYO SAN-IKU FC(練馬区)、ウイングス(武蔵野市)の3チーム。4チームの参加を予定していましたが、当日欠場のため、急遽TOKYO SAN-IKU FCが2チームに分かれ、合計4チームとしたトーナメントがスタートしました。

この日はあいにくの小雨模様。GW明けにしては肌寒い日曜日でしたが、集まった選手たちは元気そのもの。試合に臨んだチームについて、簡単に紹介したいと思います。

トーナメント予選第一試合にでたのが、大田区にある新宿小学校の児童が中心の蒲田ボンバーズと地元武蔵野市立第三小学校を基盤とするウイングス。

蒲田ボンバーズのホームである大田区は、サッカーチームが多い地域として知られているそうです。年長から6年生までのチームメンバーのうち、今回は5年生の選手が参加。監督はなにより、楽しくプレーをし、サッカーを好きになることを目指して指導をしているといいます。

実は、昨年のJFAバーモンドカップにも出場予定でしたが、コロナの影響で大会は中止に。その分今回のOutfitter Cupへの思いは強く、試合に向けて練習を重ねてきました。

鉄壁の守りを見せる蒲田ボンバーズ

そして対するのは、ウイングス。設立は40年という歴史の長いクラブで、今の選手は32期生になります。監督もこのチームのOBでした。ウイングスは1年生から6年生が所属し、第三小学校以外からの児童も参加しているチームです。

常に動きながら、素早くボールに反応するウイングス

試合ホイッスルが鳴るとすぐに、両チームの攻防が始まります。蒲田ボンバーズの守りの強いチームプレーに対して、貪欲にボールを追いかけるウイングスが立ち向かっていく試合展開が続き、ウイングス5点抑えて勝ち点を取りました。

続いては、練馬区にある私立東京三育小学校のサッカーチーム、TOKYO SAN-IKU FCです。当日の試合では、赤黒カラーと白黒カラーのユニフォームに分かれ、それぞれが独立チームとしてトーナメントに参戦しました。

TOKYO SAN-IKU FCは、2020年の発足。試合には4年生と5年生が出場。発足してまだ日が浅いということで、できるだけ試合経験を重ねるためにも、Outfitter Cupに参加を決めたとのこと。試合にエントリーできると、やはり勝ちたいという気持ちがどんどん強くなり、練習もより熱心に取り組むことができたと話します。

同じチーム同士が二つに分かれて予選を戦ったTOKYO SAN-IKU FC

本フットサルは、5人制の10分1本勝負。コロナ感染防止ために、応援は拍手のみのとなりましたが、屋上コート上は、選手たちの声かけや励まし合いの言葉が響き、日ごろの練習成果を思いっきりぶつける姿に、一瞬も目が離せないくらいでした。

3年生から6年生が所属するTOKYO SAN-IKU FC。今回唯一の男女混合チーム

チーム力を高めるオリジナルユニフォームを手に入れるチャンス。決勝進出へ

準決勝へと進むころは、小雨もあがり、ようやく日差しも感じるようになりました。

オリジナルのユニフォームが賞品ということで注目を集めているOutfitter Cup。幅広い年代のアマチュアスポーツを支援することが目的

ここで賞品のユニフォームについて、Outfitter のご担当者にお話を伺いました。

勝利チームに提供されるのは、Outfitterが作る人気スポーツブランドをベースとしたチームオリジナルのユニフォーム。これまでの大会でも、優勝チームの子どもたちは、受け取った賞品のユニフォームに興味深々、そして着用すると「勝った誇りを感じる」と喜んでくれることが印象的だったそうです。

通常ユニフォームは、必需品でありながら、値段もそれなりにかかってしまいます。しかし、Outfitterでは、スポンサー企業のロゴをユニフォームに載せることで、制作費用のディスカウントを提供(最大50%)。そうした結果、チームの予算を他の物品の購入などに使うことが可能になります。

Outfitterが目指すのは、ユニフォーム制作のディスカウントを可能にすることで、結果的にアマチュアスポーツ活動の幅を広げていくこと。チームの気持ちを一つにするためにも、やはりオリジナルのユニフォームにこだわりたいですよね。

Outfitterでは今後も、サッカーやフットサルだけにかぎらず、いろいろなスポーツを対象にOutfitter Cupを通じて、スポーツを楽しく行うことができる環境作りを目指していくとのことです。

さて、試合はいよいよ決勝戦へ。決勝戦を戦うのは、ウイングスとTOKYO SAN-IKU FCの黒白カラーチーム。ウイングスは、ボールを持つ選手をどこに追い込むか、そしてチームはなにを守るかと、コースの切り替えのうまさが際立っています。圧倒的な試合で決勝戦に上がってきました。

これまで圧倒的な攻撃力を誇っていたウイングス。TOKYO SAN-IKU FC(黒白カラー)のアグレッシブなボールへのくらいつも素晴らしい

両チームのボールへのプレッシャー、トライ、チャレンジの攻防に目が離せない

対戦相手は、まだ活動歴は2年というTOKYO SAN-IKU FCの黒白チームも、パスのうまさとボールを追いかける速さがを武器に、決勝コートに両チームが臨みました。絶対に負けられないという気迫でボールを追いかけ、激しく転んでしまう選手も。涙をこらえて戦いに戻る姿には、胸が熱くなりました。

ボールを奪うと攻撃が開始。瞬時に次の動きに繋げる選手たちの力強いプレーが続く

そして、10分の熱戦を制したのは、地元ウイングス。試合終了のホイッスルが鳴ると、歓喜の声が屋上に響きます。

三位決定戦は、蒲田ボンバーズvsTOKYO SAN-IKU FCの赤白カラー

どちらも全力の試合展開の中、TOKYO SAN-IKU FCが3位に

Outfitter Cupを通じて知るスポーツの魅力。そしてみんなのサッカーという意識

閉会式で、目録代わりのTシャツをかたどった盾が送られ、笑顔がまぶしく輝く選手たち

参加チームの監督さんが、こんなことを伝えてくれました。

『サッカーとは仲間を意識し、仲間を尊重してこそ成り立つスポーツ』。

勝ちを目指すことは大切ですが、他人を思いやる気持ちがないとチームは勝てません。

試合は一つの目標となり、子どもたちにとっても、練習の成果が出せる大切な場となっているようです。部活動でサッカーを行う中高校生とは違い、小学生のうちは、参加できる試合が少ないという事情もあり、やはり試合があるかどうかによる、練習のモチベーションの差は当然。試合があるから、チームが一丸となって頑張れるというのも、スポーツの一面!とのことでした。

また、試合があるからこそ、もっとうまくなりたい、勝ちたいという気持ちが強くなるとも話す監督さんがいました。大会に参加すると、いろいろな人の支えがあって、自分たちのサッカーは成り立っているのだと知る機会になるといいます。そこから感謝の気持ちが生まれ、こうした経験をチームに伝え還元することができるのも、大会のおかげだと強く語ってくれました。

チーム仲良くみんなで卒業するのが目標と話すウイングス。優勝Tシャツはとてもいい思い出に

今後もOutfitter Cupは、より多くの人同士が、スポーツの楽しさや喜びを共有していけるように、他の年代を対象とする試合を開催するなど、さらに規模を拡大していく予定です。大会では、参加チーム全員に、スポンサー企業からの賞品提供があり、お楽しみもたくさんあります。 次にユニフォームを手にするのはどこのチームでしょうか。これからのOutfitter Cupにどうぞご期待ください。

取材/二木暁子 写真/多嘉山ぺルシー

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