「ママさんバレー」に参加したい!どうすればいいの?
日本で60年以上の歴史を誇る「ママさんバレー」。各都道府県にチームがあり、毎年全国大会も開催されています。ママさんバレーに参加するにはどうすればいいでしょうか。
ママさんバレーとは?
ママさんバレーとは、参加資格を満たした女性が集まって行うバレーボールのクラブ活動です。「家庭婦人バレー」と呼ぶこともあります。
「ママさん」という名前がついていますが、参加資格に既婚や子持ちという条件はありません。
ママさんバレーの最大組織である「全国ママさんバレーボール連盟」での参加条件は、「25歳以上(ただし、Vリーグ経験者については35歳以上)の女性」です。また、学生時代や社会人チームでバレーボールを行っていた経験がないと参加できないという決まりもありません。
全国ママさんバレーボール連盟では、ママさんバレーについて、次のように定義しています。
ママさんバレーってどんなスポーツ
- 女性の学びの場・世代を超えた情報交流
- 生涯を通じて目標となる全国大会を開催
- 生涯スポーツとして健康維持と増強のため
- 世代を超えたコミュニケーションの場として
- 世代を超えたコミュニケーションの場として
このように、ママさんバレーはあくまでもアマチュアスポーツであり、健康維持と増強のための生涯スポーツという面や、女性同士の世代を超えた交流の場という面を重視しています。
ママさんバレーのチームは、地域の公営体育館や小中学校の体育館を利用して、週1~2回練習します。「全国ママさんバレーボール連盟」に登録しているチームのほか、小学校のPTA、地域のバレーボール教室など、ママさんバレーを行っている団体は各地に数多く存在します。
まずは自分の居住地域の自治体に問い合わせて、どんなチームがあるか、教えてもらうといいでしょう。
ママさんバレーの歴史
ママさんバレーが普及したのは、1964年の東京オリンピックです。このときバレーボールと柔道(男子のみ)が正式種目に加えられました。女子バレーボールはオリンピック競技に採用された最初の女子団体種目です。
全日本女子チームの活躍が「東洋の魔女」と世界的に話題になり、金メダルを獲得したことで、日本中にバレーボールブームが巻き起こりました。
特に反応が大きかったのが、主婦層です。当時は高度経済成長期であったため、自分の趣味のために自由に外出して、スポーツを楽しむことに主婦の関心が向き始めていました。
アニメ『アタックNo.1』(1968年)、ドラマ『サインはV』(1969年)、アニメ『ミュンヘンへの道』(1972年)などのヒットの後押しもあって、社会現象ともいえるほど、「ママさんバレー」は急速に普及しました。
その後、1970年に日本バレーボール協会と朝日新聞社の共催による第1回全国ママさんバレー大会が開催。現在この大会は、一般社団法人全国ママさんバレーボール連盟と朝日新聞社の共催で大会を開催しています。2021年には第52回大会が行われました。
全国ママさんバレーボール連盟主催の大会
全国ママさんバレーボール連盟は、1980年に発足した全国家庭婦人バレーボール連盟を前身として設立され、2011年に一般社団法人として法人化された全国組織です。
全国ママさんバレーボール連盟が主催する「全国ママさんバレーボール大会」には、「一生に一度しか出られない」というルールがあります。この大会では各都道府県の代表チームを4ブロックにわけ、それぞれのブロックごとに「優勝」「準優勝」「3位」までが表彰されます。
そのほか、3年に一度参加できる「冬季大会」、50歳以上限定の「いそじ大会」、60歳以上限定の「ことぶき大会」、70 歳以上限定の「おふく大会」など、幅広い年齢層の女性が参加できるように、大会運営側が工夫しています。
さらに、2018年からスタートした「ま~みんフェスタ」では、チームの枠から飛び出して、個人での出場も可能。ママさんバレーが「初めて」でも「久しぶり」の人でも、また、パパさんも一緒に参加できるイベントになっています。
ママさんバレーの独自ルール
ママさんバレーは9人制のバレーボールです。ですが、ママさんバレーには独自のルール(ガイドライン)が定められています。
女子の一般9人制バレーボールと比較したのが下記の表です。
コートは同じ大きさですが、ネットの高さが違っていて、女子の一般9人制では、2.15mであるのに対し、ママさんバレーは2.05mと10cm低くなっています。
使用するボールも女子の一般9人制は5号球を使用しますが、ママさんバレーでは4号球となります。
このほかに、ママさんバレー(9人制バレー)には、6人制バレーと異なるルールがあります。いくつか例を挙げてみましょう。
- ポジションがローテーションで変わらない。
- サーブを合計2回まで打つことができる。
- 相手のチームのコート内にあるボールに触れてはいけない。ブロックを行う時にネットを越えると、オーバーネットの反則となる。
- ボールがネットに触れた場合は、同じ選手が連続してボールに触れることができる。
- ボールがネットに触れた場合は、最大4回までボールに触れることができる。
ママさんバレーのユニフォーム
ママさんバレーの大会では、大会・主催者によってユニフォーム規定が異なります。
実際に着用されているのは、バレーボール女子日本代表やVリーグのユニフォームのようにぴったりしたものではなく、多少ゆとりがあるシャツにハーフパンツというスタイルが多いようです。
イオン・シグナスポーツ・ユナイテッドのユニフォームオーダーサービス「Outfitter」でカスタマイズすれば、ママさんバレーのユニフォームでも、スポンサーロゴを入れてプロ仕様のユニフォームを作ることができます。
キャプテンマーク
公益財団法人日本バレーボール協会のユニフォーム規程では、「チームキャプテンは、胸のナンバーの下に、長さ8cm、幅2cmのマークを、ジャージ(シャツ)と異なった色で付けていなければならない」と定めています。
しかし、ママさんバレーでは、大会によって、「キャプテンマークは胸番号の上方につける」と定めている場合があります。
参加予定のママさんバレー大会の要項を事前に確認しておくようにしましょう。
練習着
ママさんバレーの練習には、どんなウエアで参加すればいいでしょうか。バレーボールの練習着は半袖Tシャツにハーフパンツが基本となります。
ですが、最初のうちはボールがあたる手首付近や膝をケガすることが多いので、長袖・長ズボンのジャージで参加するといいでしょう。
練習着以上に大事なのが、ソックスとシューズです。専用のソックスとシューズを用意することで、快適に練習できます。
実際に参加する前に、同じチームのメンバーがどんなウエアやシューズで練習しているか、見学の際に確かめておくといいでしょう。
チームウエア
ママさんバレーを始めて、チームメンバーとの一体感を強化するなら、おそろいのチームウエアを作製するのがおすすめです。
Outfitterのチームウエアには「Tシャツ/ポロシャツ」「ピステ/ジャージ」「スウェット/パーカー」「ベンチコート」といったアイテムがそろっています。
スポンサーロゴを入れる箇所や数に応じて、ブランドのチームウエアが最大50%オフでそろえることができるので、ぜひお試しください。
まとめ
ママさんバレーを始めるきっかけは、運動不足の解消や地域コミュニティへの参加など人それぞれですが、スポーツを通じて新しい仲間ができる、初心者でも楽しめるなど、ママさんバレーには数多くのメリットがあります。おしゃれなユニフォームやチームウエアを作って、チームの結束力を高めましょう!